- NZピノの銘醸地セントラル・オタゴ産 434ケース限定生産
■ブランク・キャンバスについて
ブランク・キャンバスは、ワイン醸造でコンサルタントのマット・トムソンが妻のソフィーと共に立ち上げたワイナリーです。
マット・トムソンは、オタゴ大学で生物化学の修士号を取得したのち、1992年からマールボロでワイン造りに従事してきました。1997年にはワインコンサルタント会社を創設し、セント・クレア、マットハウス等のコンサルタントを務めています。さらに2000年には共同オーナーとしてデルタ・ヴィンヤードを創業。マールボロの象徴的なワイナリーの立ち上げに関わり、この地のワイン業界を牽引した人物とも言われています。また、2008年インターナショナル・ワインチャレンジにおいて、ワインメーカー・オブザイヤーを受賞し、世界的にも実力ある醸造家として名声を得ています。さらに、マスター・オブ・ワインのデイヴィット・クリーヴが設立したイタリアのワイナリー「リバティワインズ」のコンサルタントも行っており、少なくとも年に4回は渡欧し、南半球だけでなく北半球での醸造経験を積んでいます。
妻であり醸造家でもあるソフィーは2021年秋、ワイン資格の最高峰であるマスター・オブ・ワインの称号を得て二人のパートナーシップの下、自らが妥協せずに選び抜いた畑で栽培される最高のブドウと、こだわり抜いた醸造方法で造り上げるマットの20年以上にも渡る幅広い経験と知識が集大成となってこのブランク・キャンバスで表現されています。
■ 畑について
土壌は、古い、風化したシルト/シストの黄土の堆積物で岩石の多いシスト(片岩)の沖積土の上にあります。ブドウの樹はハイ・コルドンで仕立てられ、VSPで育成されています。平均樹齢は19年。ギブストン・バレーで最初に植樹されたブドウ畑の一つです。■ 醸造方法
手摘み収穫されたブドウは少量厳選され、冷蔵トラックでマールボロにあるワイナリーまで一晩のうちに運搬。果実の50%は房ごと残し、残りは房のまま破砕しました。4~5日の低温浸漬の後、自然発酵。14日間の発酵期間中に手作業でプランジングを行い、その後フリーランジュースを抽出し、残りのワインと果皮をフレンチオークのバリック(新樽率35%)に圧搾。自発的マロラクティク発酵とともに12ヶ月間熟成。澱引きの後、3ヶ月間穏やかに静置し、再び穏やかに澱引きを実施。2019年6月19日にノンフィルターでボトリング。さらに瓶内熟成瓶13ヶ月間後リリース。■ 試飲コメント
マットとソフィー・パーカー・トムソンMWは、セントラル・オタゴの活気に満ちた環境で育ったこともあり、敬愛するこの地のピノ・ノワールを育てるためのブドウ畑を長年探していました。そして辿り着いたのがギブストン・ヴァレーにあるアンセム・ヴィンヤードです。伝統的に冷涼な産地であるこの地区にとってこの年は特別で、繊細なレッドチェリー、ラズベリー、スミレを表現するピノ・ノワールは、スイートな風味とすっきりとした下地を持ち合わせています。 天然発酵、50%の全房使用、低トーストのオークを使用することでワインにエレガンス、複雑性、ストラクチャーを与えています。ミニマリスト・フィロソフィーを維持するため、時間の経過によって自然の沈殿物などが起きることを承知の上でフィルターをかけず瓶詰めしています。■ 商品概要
【産 地】ニュージーランド南島 セントラル・オタゴ(ギブストン・ヴァレー)
【品 種】ピノ・ノワール 100%
【スタイル】赤/ミディアムボディ
【アルコール度】13.5度
【容量/仕様】750ml/スクリューキャップ■ テクニカルデータ
pH 3.6
酸度 5.6g/L
SO2 45mg/L■ 受賞歴・評価
【2021】
95 Points – James Suckling
95 Points – Cameron Douglas
94 Points – Anne Krebiehl MW, Decanter
95 Points – Bob Campbell MW
ブランク・キャンバス アンセム・ヴィンヤード ピノ・ノワール
8,800円(税込)
セントラルオタゴ産の434ケース限定生産ピノ
在庫12個